華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・お釣りを素早く計算する その3

      2017/04/19

「パパ!起きて!あのね、じぃじがね、引き算をたし算にして解く方法を教えてくれたの。簡単なお釣りの計算だったらね、暗算でできるようになったよ!」

土曜日の朝、華はまだ寝ているパパを強引に起こして、じぃじから教わった事をパパに話しました。

じぃじからは「覚えたことはな、さっそく誰かに話すんだ。そうするとな、忘れないんだ」と言われています。

本を読む。授業を聞く。これは「インプット」と呼ばれています。インプットとは、目や耳で聞いたことを脳に記憶することです。

これに対して、脳に記憶した事を紙に書いたり、誰かに話したりすることを「アウトプット」と呼ばれています。

インプットしたことは、アウトプットすることで強化される。じぃじはそのことを経験的に知っているのです。

クルマのコンピュータを設計しているパパ。昨夜は終電ギリギリまで残業していて、家に帰ってきたのは12時を過ぎていました。

なのでもう少し寝ていたかったのですが、華がお話したい時は、パパはどんな時でも聞いてくれるのです。

パパは布団から起き上がると、大きくあくびをして「あぁ、それは『補数』って奴だな。」と言いました。

「ほすう?」と華が聞き返します。

「そう、補数。オヤジが言った『足して9になる数字』というのは、9の補数と言われてる。つまり桁上がりしないギリギリの数だな。」

華がウンウンと頷きます。

「最後に1を足したら桁上がりする。これは10の補数だな。10の補数はつまり、お釣りなんだな。これはコンピュータの2進数で出てくる考え方なんだが、コンピュータを全然知らないオヤジが、補数を知ってるなんて、すごいな。」

じぃじの事をほめられた華は、感心したようにパパの話を聞いています。

「割り算もな、たし算で考えるといいんだ。例えば14÷3を計算するきは、3を何回足したらギリギリで14を超えないかを考えるんだ。」

「えーっとね、4回!」

「そうだな、3を4回足したら12になって、14をギリギリで超えないよな。だから14÷3の答えは4、余りは2だ。」

「あっ、そうか!」

アウトプットすることで、さらに別のインプットができる。

華はこの日、貴重な事を学びました。

はな は わりざん を たしざん で とくほうほう を おぼえた!
はな は アウトプット の たいせつさ を まなんだ!

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