華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・みんなが嫌がる仕事を引き受ける

      2016/03/09

早起きを続けていると、華は身体の調子がとてもいい事に気がつきました。まずごはんを残さずに食べるようになりました。学校も休まなくなったし、朝会で倒れることもなくなりました。

最近ではじぃじが来る前に起きて、着替えを済ませるようになりました。早起きをするから、夜は自然に眠くなり、夜ふかしをしなくなりました。

6年生もスタートし、小学校では係りを決めなければなりません。まずはじめに学級委員が選ばれます。学級委員は男女一人ずつで、女子の学級委員はイジワルなアヤネが立候補し、男子はアヤネが勝手に指名したハルトが選ばれました。

明日の学級会で、他の生徒は係が決まります。生き物係やお花係は女子に人気で、体育係は男子に人気。仕事が少ない掲示係や落し物係も人気です。

「で、華は何の係になりたいんだ?」じぃじに聞かれた華は「本当はお花係がいいけどー、なれるかどうかわかんない」と答えます。

それまであぐらをかいて座っていたじぃじが、急に正座になって華の方を向きました。華に大事なことを伝える合図です。華も急いで正座します。しばらく見つめあった後、じぃじがこう言いました。

「みんなが嫌がる係を引き受けなさい。」

それを聞いた華は心の中で「えーっ」と思いました。でもじぃじの真剣な顔を見たら何も言えなくなりました。じぃじはそんな華の様子を見て、華にあることを言いました。

「うんわかった!」華はパッと笑顔になりました。

じぃじ は はな に あること を いった!
はな は えがお に なった!

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