華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・勉強する理由を知る その1

      2017/01/18

ドササーッ!

ものすごい音が聞こえて、華は勉強の手を止めました。

「じぃじ、また書斎で雪崩発生w」

華が笑いながらじぃじにそう言うと、じぃじは

「そのうち投げるから、そのままにしといてな」

といつものように返します(じぃじは「捨てる」の事を「投げる」と言います)。

じぃじの道場には本がギッシリと置いてあるお部屋があり、華はそのお部屋を「書斎」と呼んでいます。

書斎には、本棚に入りきらない本が畳の上、机の上などにうず高く積み上げられています。

じぃは本を読み終わったら、本の大きさを考えずに次々と積み上げてしまうため、本が時々「ドササッ」と大きな音を立てて、雪崩のように崩れるのを、華は何度か目撃していました。

そう言えばじぃじはいつも、本を読んでいます。

建築や武道の本だけではなく、新しい本も、マンガも、特にジャンルは決めずに何でもよく読んでいます。

じぃじが少年の頃は、学校の図書室や、公民館の図書室にある本を全部読んだのだそうです。

本を読むスピードは華も驚くほど速くて、まるで本を見開きにして、次々写真を撮っているかのようです。

華は気になって

「どうしてそんなに早く本を読めるの?」
「どうしてそんなにたくさん本を読むの?」

とじぃじに尋ねました。

「そうだな・・・」

じぃじは読みかけの本から目を上げると、華にその秘密を教えてくれました。

はな は じぃじ の どくしょ の ひみつ を たずねた!

 


 

速読。

これができたらいいなと思いますよね。

速読ができれば本をたくさん読むことができるし、試験問題を読むのも早くなるから、問題を解くための「考える時間」が取れるようになるでしょう。

速読ができれば直ちに成績がアップするとは限りませんが、眼球を素早く動かしたり、近くと遠くを交互に見る訓練をすることで、目のピントを調整する筋肉が鍛えられ、視力の低下が防止できるというメリットがあるでしょう。

目を酷使する事が多い現代の受験生には、こういう形での「差し入れ」もアリですね。

 

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