華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・勉強する理由を知る その2

      2017/01/25

じぃじは華に、本を速く読む秘密を語り始めました。

「6年生の時にな、なぜ本を『読む』んだ?と思ったのが最初なんだな。」

「???」華は小首を傾げてじぃじを見つめます。

「よく考えてみるとな、目で文字を追いかけてな、頭ん中で読み上げてな、読み上げながら頭の中で想像するだろ。これって遅くないか?これをもっともっと早くできんか?そう思ったんだな。」

華はだまってじぃじの話を聞いています。

「それでな、水道の蛇口を少し緩めてな、ポタッ、ポタッと水が一定間隔で落ちるようにしてな、そのタイミングでページをめくるようにしたんだな。」

華は少年時代のじぃじが読書している様子を思い浮かべました。

「ポタッと聞こえたらな、必ずページをめくる。たとえ読んでる途中であってもだ。ポタッ、ポタッが制限時間になるから、間に合うように必死で目を動かすようになる。」

読書をしている少年時代のじぃじ。その眼が上下に素早く動いている様子を想像して、華は「クスッ」と笑いました。

「ギリギリ間に合わない位の間隔にしておいてな、それで読む訓練をするんだな。でもな、人間の能力ってぇのはすごいもんだ。訓練すればな、普段の二倍の速さでも読めるようになる。それだけでも十分に速いけどな、どうせだったら10倍にしようと思ったんだな。」

10倍の速さで読書。それは華にとっても異次元のスピードです。

「だんだん蛇口を緩めてな、ポタッの間隔を短くするんだな。そうなるとな、一行一行目で追っていたらとても追いつかん。2行まとめて読んで、次に4行まとめて読んで、しまいには見開きで文字がまとめて頭に入るようになる。そこまで行くのに半年かかったな。」

華は学校の校庭の真ん中から、ドローンにつかまって高く飛び立つ様を想像していました。

校庭にはプロジェクションマッピングのように本が映し出され、数秒で次のページに切り替わって行きます。

華はそれを、写真でも眺めるように、内容を頭に焼き付けて行きます。

空中の華のはるかに下では、いつも華にイジワルをするアヤネが、悔しそうに華を見上げ・・・

妄想中の華を無視して、じぃじは話を続けます。

「とにかく本をたくさん読んだ。仕事に必要な知識は本を読むことで手に入れた。そうしたらな、分かったんだ。『勉強する理由」がな。」

はな は すばやくほんをよむひみつ を ききだした!

 


 

速読の川村明宏先生。

もう30年近くも速読の研究と指導を続けている、速読の第一人者です。

川村先生の教室では、パソコンを使って眼球を素早く動かす訓練をしたり、視野を広げる訓練をしたり、一瞬で流れていく文章を読み取る訓練を行います。

訓練を続けていくと、それまで眠っていた能力が開花するかのように、読むスピードが速くなって行きます。

ちょっと無理を感じる位のスピードでページが切り替わって行くと、それに追いつこうと脳が必死で働き始めます。

だんだん慣れてきたあたりで、ちょっとスピードを落とす、するととたんに内容が頭に入ってくるようになります。

高速道路から一般道に降りると、周囲の動きがものすごく遅く感じると思いますが、あんな感じです。

速読の訓練を続けると、「読む」が「見る」に変わって行きます。

「読む」は左脳を使いますが、
「見る」は右脳を使います。

そういった意味では、速読の訓練は「右脳」の訓練にもつながっています。

眼球を動かす筋肉や、目のピントを調整する筋肉も鍛えられるので、視力低下の予防にもなるようです。

速読の第一人者である川村先生が監修している「ジニアス速読術」。オススメです。

↓川村明宏のジニアス速読術↓

 

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