華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・受験職人になる その1

   

「一冊の問題集をね、3周~5周するんだよ」

その日、華とハルトは国立大学の医学部に通う大学生(通称「フミさん」)から、受験の指導を受けていました。

フミさんとじぃじが出会ったのは、フミさんがアルバイトをしている焼き鳥屋さんです。ひたすら焼き鳥を焼くフミさんに、じぃじが話しかけたのがきっかけでした。

親元を離れて一人暮らしをしながら大学に通うというのは想像以上に大変なこと。ご両親も十分な仕送りができるわけではないので、勉強の合間を縫ってアルバイトをするのです。

同じアルバイトをするなら、塾の講師や家庭教師の方が時給は高いはずです。しかし、あえてそれをせず、焼き鳥屋さんのアルバイトを選びました。

そのきっかけは「医者は患者さんの目線が大事」というお父さんの一言でした。

お医者さんが診察する患者さんは、ごく普通の人たちです。その人たちが普段何を考え、どのように暮らしているのかを知るということは、お医者さんにとってはとても大切なこと。それを知るのに一番いい場所が、居酒屋さんだったのです。

この話を聞いたじぃじは、フミさんに「よかったら孫達に話を聞かせてやってくれんか」とお願いし、フミさんが快諾してくれたのです。

「最初の1、2周で、問題に慣れる。
3周目で正しく答案を書く事を再現する。
4、5周で計算力を上げる。
問題集はこんな風に使うんだよ。」

フミさんのお話を聞く華とハルトは、真剣な眼差しです。

「ただ何周もするんじゃなくて、周ごとに目的意識を持ってやるんだよ。『今回はこれを身に着ける』という強い決意をもってやるんだよ。」

じぃじは大工の職人でした。フミさんのお話に、職人の修業にも通じるものを感じたじぃじは、ニコニコしながらその様子を見守っていました。

はな は フミさん と であった!
はな は じゅけんしょくにんへのみち を ふみだした!

 


 

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