華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・受験職人になる その2

      2017/09/06

「僕は家では勉強できないタイプなので、家ではほとんど勉強しなかったんだ。」

真剣な表情の華とハルトに対して、国立大学の医学部に通うフミさんは続けます。

「寝る前に暗記物を何ページかやるけれど、それ以外は、家では全然勉強していないんだ。家は身体を休めるところ、そう割り切った。」

じぃじはフムフムとうなずきながらフミさんのお話を聞いています。

「朝起きたら朝食を食べて、バスと電車で移動する。この移動の間に自動でスイッチが入って『勉強モード』に切り替わる。学校に着いたら授業を受けて、休み時間は自習スペースでひたすら勉強。放課後は予備校に移動して授業を受けたり、自習室で勉強したり。コーヒーショップやファミレスで勉強したこともあったよ。」

華はオシャレなコーヒーショップでコーヒーを飲みながら、大学受験の勉強をしている自分を想像しました。

「もうあの頃のような受験勉強はしなくていいんだけど、今でも昼間に家にいると、ものすごい罪悪感があるんだ。」

「???」ハルトは困惑の表情を浮かべています。

「どうして家にいるのに罪悪感を感じるの?」華が尋ねます。

「それはね」フミさんは続けます。「勉強しているはずの時間に、勉強もしないで家にいるというのが、ものすごい罪だと思う。そこまで受験勉強を徹底してやったんだ。」

「はーっ」

華、ハルトそしてじぃじも、思わずため息をついていました。

3人とも、フミさんのその言葉には心から「すごい」と思ったようです。

「『凡事徹底(ぼんじてってい)』という言葉があるんだな。当たり前のことを、他の人がマネできないほど徹底的にやること、なんだな。彼はそれをやったんだな。本物の受験生というのは、こういう人の事を言うんだな。エクセレント!」

じぃじは自分が知っている最大級の言葉でフミさんを称賛しました。

はな は ぼんじてってい を おぼえた!
はな は じゅけんしょくにん の こころがまえ を まなんだ!

 


 

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