華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・受験職人になる その3

      2017/09/14

 

「先輩が代々使ってきた参考書や問題集は信用していいよ」

国立大学の医学部に通うフミさんは、華とハルトに対してそう言いました。

「大学受験の話になっちゃうけど、『青チャート』とか、寺田先生の『鉄則』シーズとか、先輩方が使ってきている問題集は、それだけ実績があるということなんだ。解答解説がものすごく詳しいから、何周かするだけで自然と正解を導き出す思考法が身につくんだ。」

その言葉通り、フミさんが見せてくれた問題集は分厚くて、その半分近くが解答解説になっています。

何度も読み返したのか、全体的にヨレヨレしていて、指が当たる部分は汚れています。ページのところどころから付せん紙がはみ出しています。

国立大学の医学部に入るために、フミさんがこれほどまでの勉強を行ってきたことに、二人はすっかり驚いていました。

華はサボることや、遊ぶことばかり考えて、勉強中に「もうムリ!」とか「いっぱいいっぱい!」と言っていた自分の態度が、急に恥ずかしく思えてきました。

「昔から使われてきた一冊の問題集をな、じっくりやる、ということなんだな。」

じぃじがフミさんの言葉を補足します。

「本屋に行くとな、参考書や問題集が沢山並んでるんだな。それを見るとな、あれもこれもとつい目移りしてしまうんだな。そこで目移りしないためにな、先輩方が代々愛用してきた参考書や問題集を使う。それが一番だな。」

フミさんがウンウンとうなずきます。

「分厚い問題集を何周も解く、と思うと結構しんどいけどな、1周やれば考え方は身につくし、2周目は早く解けるようになるんだな。それ以降はな、できる問題は飛ばしていい。だから5周もやれば、全部解けるようになるんだな。」

「先生の言う通りだよ。大学受験の数学なんて、500パターンしかないんだ。500パターンを憶えてしまえば、解けない問題なんてないんだよ。」

以前の華とハルトでしたら「「えーっ」」と声を上げたでしょう。

でも既に「受験職人」の第一歩を踏み出した二人には、それも不可能ではないような気がしてきました。

はな は もんだいしゅう の えらびかた を まなんだ!
はな は じゅけんしょくにん に またいっぽ ちかづいた!

 


 

『二華中への道』では、中学受験コンサルを受講される親子を募集中です。

中学受験を通して「親子の絆」を再確認してみませんか?

ご希望の方は hirochen@aikiob.jp 宛にその旨メールを送って下さい。

4,5年生の親子には今からできる二華中受験対策を、6年生の親子には実践的な二華中受験対策を教えます。

 - 華とじぃじの中学受験 , , , , , ,