華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・受験職人になる その4

      2017/09/20

「自分が気持ちよく勉強できる環境や方法を見つけるといいね。」

国立大学の医学部に通う大学生・フミさんがそう言いました。

「僕は高校の授業がないときは、ファミレスや喫茶店、図書館をよく利用したんだ。ファミレスはお昼ご飯の時間帯でなければ、多少長居をしても大丈夫だよ。」

華は「長居」の意味は分かりませんでしたが、前後の文章から「ずっと席に座り続けること」なのかな?と想像していました。

「どうしてお昼ご飯の時間は勉強したらダメなんですか?お昼ご飯を注文してもダメですか?」

ハルトがフミさんに尋ねました。フミさんはこの質問に対して明確に答えてくれました。

「4人が座れる席を一人が独占していると、注文は一人分だけだよね。でも僕がお昼の時間帯にそこから離れれば、4人が座って4人分の注文が取れるよね。お店にとってはどっちが嬉しい?」

華とハルトは「あーっ」「そっかー」と声を上げました。

フミさんは続けます。

「周りの目を気にしながら勉強していたら集中できないし、お店に迷惑をかけてもやっぱり集中できない。『場所代』という意味も込めて、適度に飲み物や食べ物を注文したり、イヤホンから音が漏れないようにして、お店や周囲にも気を配るんだ。それもこれも、自分が気持ちよく勉強するための工夫なんだよ。」

『気くばり』という言葉を聞いた華は、思わずじぃじの顔を見ました。気くばり。それはじぃじが華に教えてくれた言葉でした。じぃじは華に向かって「うんうん」とうなづいてくれました。

「自分が気持ちよく勉強できなければ身につかないし、本番でいい結果も出せない。だから気持ちよく勉強できるように色々と工夫したんだ。」

フミさんの言葉を聞いた華は、思わず感想文を書きたくなりました。華がハルトの方を見ると、ハルトも同じ気持ちになったようで、フミさんの言葉を作文の設計シートにメモしていました。

じぃじはその日、華とハルトに「自分の勉強のために、レストランや喫茶店の席をずっと使っていてもいいと思いますか?自分の考えを述べなさい」というお題を出してくれました。

はな は きくばり の たいせつさ を まなんだ!
はな は きもちよくべんきょうするほうほう を かんがえた!

 


 

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