華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・夏休みの宿題を3日で終わらせる その2

   

「夏休みの宿題を3日で終わらせるにはな、まず『全体量の把握』がいるんだな。」

じぃじの言葉を聞いた華とハルトは「???」という表情を浮かべています。

「全部でどれだけの宿題があって、どれだけやらなきゃならないの?ということだな」

華とハルトは「あぁー」という顔でじぃじの言葉を聞いています。

「山登りはな、頂上というゴールが見えてるな。登れば登るほど頂上に近づいていくから『よし、やろう』という気持ちになるな。
だけどな、どこまでもどこまでもまっすぐな一本道があって、ゴールが全然見えなかったらどうだ?歩いても歩いてもゴールが全然見えない。そんな状況で『よし、やろう』って気持ちになるか?」

「ムリムリ」華とハルトが首を横に振ります。

じぃじは続けます。

「そうだろ。だからな、まず『ゴール』をはっきりさせるんだな。ゴールをはっきりさせるために、まず『やらなきゃならないこと』の一覧を作る。やらなきゃならないことを箇条書きで書くんだな。」

じぃじはそう言うと、大きめの方眼紙を二人に渡しました。

「夏休みが終わってな、始業式の日に提出しないとならないものの一覧をな、この方眼紙に書くんだな。丁寧に書くんだぞ。抜けとか漏れがないようにな。制限時間は1時間だ。よーい、はじめ!」

じぃじの合図で、華とハルトはせっせと「やらなきゃならないこと」の一覧を作り始めました。

二人の目の前には、デジタルの時計が置かれています。その時計はカウントダウンの機能があり、徐々に時間が減っていきます。

制限時間がある。ただそれだけなのですが、二人は集中して作業を進める事ができました。

二人は30分程で「やらなきゃならないこと」の一覧を作り終えました。

「おっ、できたか。二人とも早かったな。よーし、二人で交換してな、お互いに意見を言い合うんだ」

華はハルトの、ハルトは華の「やらなきゃならないこと」の一覧をじっくりと見て行きます。

「ねぇねぇハルト、これ国語の宿題のページ数、間違ってるよ」
「あっホントだ!ハハハ、やっべー」

華もハルトにつられて笑いましたが、自分の一覧にも別の漏れを思い出して、慌てて追加しました。

じぃじはそんな二人の様子を、ニコニコしながら眺めていました。

はな は なつやすみのしゅくだい の いちらん を つくった!
はな は いちらんをつくるいみ が わかった!

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