華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・夏休みの宿題を3日で終わらせる その3

      2017/07/26

「夏休みの宿題を3日で終わらせる」

じぃじのその一言で「やらなきゃならないこと」の一覧を作った華とハルト。

それぞれ作った一覧を見せっこして、漏れや誤りがないかをお互いがチェックし、お互いの漏れや誤りを見つけては、丁寧に直しました。

「次にな、一番やりたくない宿題に大きく×をつけるんだ。」

「ねぇじぃじ、どうして?」「なぜですか師匠!」
「いいからやる!はじめ!」

じぃじが道場の太鼓を叩くと、華とハルトはそれぞれ、一番やりたくない宿題を選びました。

華は算数に大きな×、ハルトは社会に大きな×をつけました。

「華はな、算数の中でな、特にやりたくないページを見つけてな、付せん紙を貼るんだ。ハルトは社会だ。」

じぃじにそう言われて、華は算数の中で「立体」、ハルトは社会の中で「3人の武将とその活躍を紹介」をそれぞれ選んで付せん紙を貼りました。

「夏休みの宿題がな、例えば全部で30ページあったとしよう。夏休みを30日とするとな、1日1ページやれば終わる計算だな。」

華とハルトはウンウンとうなずきます。

「でもな、その30ページはな、1ページ1ページが全部同じ重さか?ということなんだな。」

華とハルトは「?」という表情を浮かべています。

「あるページは簡単な計算問題で5分もあれば終わる。でもあるページは出かけたり調べたりで5日かかるとしたらどうだ?5分のページと5日のページって、同じ重さか?」

華とハルトは首を横に振ります。

「そうだな。同じ1ページでもな、5日かかるページの方がはるかに『重い』んだな。」

華とハルトは「あぁそうか」という表情で話を聞いています。

「ということはな・・・5日かかるページを真っ先に終わらせたとしたらどうだ?それって1/30じゃなくて、5/30つまり宿題全体の1/6が終ったことにならないか?」

華とハルトはじぃじの言った事がすぐには分からなかったようですが、分数の計算をしてみて、ようやくじぃじの言うことが分かりました。

「ページごとに重さが違う」
「重いページを先にクリア」
「そうすると後が楽になる」

華とハルトはじぃじが言ったことを復唱するようにつぶやいていました。

やがて二人は「あっ!」と気が付きました。

×をつけたページ。そのページこそが「重い」ページだったのです。

はな は いちばんやりたくないページ に × を つけた!
はな は ×をつけたページ を まっさき に やっつけることにした!

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