華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・工夫と改善を身につける

      2016/03/23

美化係の仕事は、やってみると意外と楽しい仕事だという事が分かりました。

他人から「お前がやれ」と言われて仕方なく引き受けた仕事ではなく、自分から「やります」と言って引き受けた仕事ですから、自分が楽しく仕事できるようにいろんな工夫をします。

クラスに一つしかなかったバケツを、先生にお願いして2つに増やしてもらいました。バケツが1つしかないと、汚れた水を取り替えに行く間は誰も雑巾を洗うことができません。2つあればその問題が解決するのです。

ほうきは紐をつけて、ロッカーの中に吊るすようにしました。ほうきをロッカーに置いておくだけだと、先が丸まって使いにくいのです。

掃除道具は整理しやすいように、ロッカーの中に絵を貼って、何をどこにどう置くかが分かるようにしておきました。ロッカーの中もきれいになり、掃除道具が取り出しやすくなりました。

雑巾を絞るのは、力の強い男子にお願いしました。断られるかなーと思ったけど、華が「お願いしていい?」と言うと「いいよ」と気持ちよく引き受けてくれました。

雑巾がボロボロになったら、針仕事が得意な女の子に頼んで、休み時間に新しい雑巾を縫ってもらいます。華も針と糸を用意して、その子と競争しながら雑巾を縫っていたら、いつの間にか針仕事が好きな女子が集まってきて、いつも新しい雑巾で掃除ができるようになりました。

毎日工夫や改善が行われるため、掃除の時間は楽しい時間に変わりました。華は卒業までの間、「ちょっとー男子!ちゃんと掃除してよ!」と言う事は一度もありませんでした。

華は手伝ってくれた子の事を、先生にちゃんと報告しました。職員室に行く機会も増え、他の先生にも自然と顔を覚えられるようになりました。

はな は くふうとかいぜん を みにつけた!
はな は ともだちにおねがいする を おぼえた!

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