華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・未来問を手に入れる その3

   

 

 

じぃじが受けた建築関係の講習会。その最後の試験で、受講生の9割が不合格になったというエピソードを聞いた華。

不合格になった受講生は次の試験まで1年待たなければならない。さらにもう一度半年間の講習会を受けなければならない。

普段学校で出される「プリント」とは全く違う、大人の試験の厳しさに、華はすっかりショックを受けた様子でした。

受け入れ先がない。戻る場所もない。『浪人』という言葉の本当の意味を、華は初めて理解しました。

「・・・それで、不合格になった人達はどうなったの?」

「もちろん、猛烈な抗議をした。それまではな、講習会を受けていれば、まず間違いなく合格する、そういう試験だったからな。それがほぼ不合格。だからな、受講生も、受講させた会社も、出題者に猛烈な抗議をしたんだな。ところがな・・・」

華はじっとじぃじの目を見ています。

「一度出された『不合格』という判定は覆らなかったんだな。全員不合格だったらたぶん、試験問題が悪かったとみなされて『再試験』になったんだろうけどな、たった3人でも『合格』がおったからな。」

「はーっ」華は不合格になった人たちの気持ちを想像すると、肩を落として、大きなため息を吐きました。

ここで華があることに気が付きました。

「じぃじ、でもどうしてじぃじは合格できたの?じぃじも他の受講生と同じ過去問を使って対策してたんでしょ?」

「ふむ・・・それはな・・・過去問の使い方なんだな。過去問で間違えた問題があったり、全然分からない問題があったらな、教科書に戻ったんだな。なぜその答えになるのか、その理由が教科書には書いてあるからな。その時にな、教科書のそこだけを読むんじゃなくて、その周りも含めて読むようにしたんだな。」

「その周りって?」

「例えばな、教科書の下の方に注意書きがあったりな、『コラム』と呼ばれるちょっとした囲み記事があったりしたらな、そこも読んでおいたんだな。今思えばな、新しい出題者はな、そういう所からも問題を出していたんだな。」

華はじぃじの勉強方法を聞いて、「過去問を活用する」ということの本当の意味がだんだん分かってきました。

はな は しけんのきびしさ を りかいした!
はな は かこもんのかつようほうほう が わかってきた!

 


 

『二華中への道』では、中学受験コンサルを受講される親子を募集中です。

中学受験を通して「親子の絆」を再確認してみませんか?

ご希望の方は hirochen@aikiob.jp 宛にその旨メールを送って下さい。

4,5年生の親子には今からできる二華中受験対策を、6年生の親子には実践的な二華中受験対策を教えます。

 - 華とじぃじの中学受験 , , , , , , , , ,