華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・本番に挑む(夢オチ)

      2017/01/04

ついにこの日がやってきました。

華はいつも通り起きて、いつも通り散歩して100ます計算と漢字100問をこなし、いつも通りの朝ごはんを食べました。

そしていつの通りの普段着を着て、いつも通りに家を出ました。

「落ちてもいいんだ」

華を見送るじぃじの意外な言葉に、華は「えっ?」とじぃじの方を向きました。

じぃじは穏やかな顔で華を見つめ、続けます。

「オトメ中に落ちたとしてもな、華がこれまで積み上げてきたことはゼロにはならん。華は地元のレインボー中で素晴らしいスタートを切れるだろう。オトメ中受験のために積み上げてきたことが、中学校、高校で大いに役に立つ。そして大学受験で華開く。それにな、」

華はじぃじの言葉をじっと聞いています。

「天の縁、地の縁、人の縁というものがある。地元の中学校に行くとしたらな、それは地元の中学校に強いご縁があるということ。そこで素晴らしい友達と出会い、先生と出会い、生涯を通じて取り組む何かに出会う。華にとって本当に貴重な3年間になるんだ。」

本番を前にして緊張していた華でしたが、じぃじの言葉を聞いて緊張がスーッと消えて行くのが分かりました。

そして本番。

華は全く緊張せず、いつも通りに問題を解いて、いつも通りに作文をこなし、いつも通りに面接に臨むことができました。

本番が終わると、華は急いでじぃじの道場に帰ってきました。

「ただいまー、じぃじ、いつも通りにできたよー」

「ほーっ、大したもんだ」じぃじはそういうと、いつも通りに熱いお茶とお菓子を出してくれました。

「それでね・・・」華がじぃじに本番の報告をしようとした所で、華は目が覚めました。


 

華の「本番」はもう少し先のお話ですが、まもなく本番を迎える受験生のおとうさん、おかあさん。

「落ちてもいいんだよ」と受験生に声をかけてあげて下さいね。

リラックスした時にこそ、お子さんは一番実力を発揮できます。

緊張でガチガチになっているお子さんをリラックスさせる魔法の一言。

それが「落ちてもいいんだよ」なんですね。

お子さんがリラックスして本番に臨むことを祈ってます。

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