華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・過去問を解いてみる

      2017/09/28

「始め!」じぃじは掛け声と同時に、道場にある太鼓を「ドン!」と打ち鳴らしました。

華はコピーされた過去問を開いて、問題を一通り読み始めました。

華はじぃじの教えを思い出していました。

「問題を開いたらな、いきなり解くんじゃなくてな、問題を最後まで一通り読むんだ」
「そうなの?じぃじ、どうして?」
「まず華が解ける問題を探すんだ。最初の1問目に難しい問題があってな、そこで引っかかったらな、華が解ける問題に行く前に時間切れになるだろ。」
「あっ、そっかー」

真っ先にやるべきことは、問題を最後まで、ざっとでいいから一通り読む事です。

「一瞬で解ける問題」「ちょっと考えれば解ける問題」「かなり考えないと解けない問題」があるとすれば、一瞬で解ける問題をまず解いてしまって、取れるはずの点数を確保してしまうのです。

工務店の仕事をするために、じぃじは様々な国家試験や資格試験を受けてきました。その中で培ってきた受験のノウハウは極めて実践的なのです。

じぃじは続けて言います。

「100点を取れれば言うことなしなんだけどな、
100点を取ろうとすると逆に取れなくなるんだ。
華が解ける問題で70点を取ってな、
難しい問題で10点、20点と部分点をかき集めるんだ。」
「えー、でもそれってカッコわるいー」
「あはは、カッコつけたらオトメ中に入れるのか?」

華はじぃじに笑われてしまいました。

はな は とけるもんだいをまっさきにとく を おぼえた!
はな は ぶぶんてんをかきあつめる を おぼえた!

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