華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

華・遠くからコツコツと その1

   

アヤネとの3番勝負で引き分けに持ち込んだ華。

じぃじの言う通り、その後アヤネは表だって華にイジワルをすることはなくなりました。

オトメ中の受験が近づいてきて、アヤネも華を気にしている余裕がないのでしょう。

オトメ中の受験が近づいているのは華も同じなのですが、逆に華はアヤネの存在が気になり始めました。

アヤネのお父さんもお母さんも、有名な国立大学を卒業しています。お父さんは商社勤務で世界を飛び回り、お母さんが京大卒で医療関係のお仕事をしています。

つまりアヤネはエリートの家系で、サラブレッドなのです。街で一番大きな塾に通い、習い事を掛け持ちし、家庭教師からも指導を受けています。

大学受験を考えると、小学校から私立の一貫校に通うのが一番いいのでしょうが、地元でお友達を作って欲しいというお父さんの考えで、地元の虹色小(レインボー小)に通っているのです。

アヤネは体形もスラッとしていて、まるでモデルのようです。月に2回は美容院に通い、髪をセットしてもらっています。

同じ6年生なのに、どうしてこんなに「差」があるのでしょうか?

華はじぃじに尋ねました。

「ねぇじぃじ、人ってどうして生まれた時から『差』があるの?」

華はアヤネに対して思っている事を、じぃじに話しました。

「ほほーっ、そんな事考えるとは、大したモンだ。」

じぃじは華が「生まれながらの差」に疑問を持ったことに対して、感心したようにそう言いました。

じぃじはしばらく目をつぶって考えていましたが、やがて眼を開くとこういいました。

「人は生まれながらにして『差』がある。これは事実だ。
正確に言うと『差』がある環境を選んで生まれてくる。
もっと言うと『差』を楽しむために生まれてくるんだ。」

華は「ねぇじぃじ、それってどういうこと?」と尋ねると、じぃじは話し始めました。

はな は うまれながらの「さ」 に きづいた!
はな は うまれながらの「さ」 に ぎもん を もった!

 

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