華とじぃじの中学受験

架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する女の子と祖父の物語

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華・面接を受ける その1

      2016/12/21

「コンコン。失礼します」

華が震える手で扉を開け、会議室に入ってきました。

広い会議室には長机が一つ。

その机にはスーツを着た男の人が3人並んで座っています。

その人たちが華を見つめます。

見つめられた華はひざがガクガクとふるえてしました。

まん中の男の人が無言で椅子の方を指さします。

「は、はい」

華は震えながら椅子に座りました。

椅子が大きくて、小柄な華は足が床に着きません。

(足ブラブラはダメ!)

必死で自分に言い聞かせますが、足が床を探して勝手に動いてしまいます。

(お願い!止まってよ!)

華は泣きそうになりながら、必死で足を止めようとしますが、そう思えば思うほど、まるでブランコのように足が動いてしまいます。

「華!」

スーツ姿の男の人から大声で叱られたような気がして、華は「ビクッ!」と身体が動いてしまいました。

「華、起きるんだ。」

華はじぃじに起こされました。

華は面接の夢を見て、うなされていたのです。

はな は めんせつ で こわいおもい を した!
はな は ゆめ で うなされた!


面接。

緊張しますよね。
ドキドキします。

分かります。

テニスの試合と同じですよね。
相手がどう出てくるかが分からない。

どんなサーブを打つ?
どんな球を打つ?

それが事前に分かっていないから、
どんな球が来ても対処できるようにするしかない。
もしくはとにかく攻め続けるかない。

では相手のサーブが事前に分かっていたら、どうでしょうか?

打ち返しやすいように移動して、ラケットを構えておく。

それだけで「気持ちの余裕」が違いますよね。

「気持ちの余裕」。これがものすごく大事なんです。

想定外の球が来たとしても、気持ちに余裕があれば、素早く対処できるんです。

面接官のキモチがよく分かる教材。

よければ一度ご覧ください。

 

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